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レコルト ミキサー ブレンダー RSY-2|自動調理ポットで“放っておく”だけ。毎日スープが主菜になる理由

けーだぶ

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レコルトの自動調理ポットとシロカのおうちシェフブレンダーの違いを徹底比較

はじめに、2つの製品の“設計思想”を並べて見ていきます。レコルトの自動調理ポットは、ポット型の本体に材料を入れてボタンを選ぶと「刻む→加熱→撹拌→仕上げ」まで自動で進む、毎日使い向きの小型モデルです。サイズはコンパクトで軽く、キッチンの片隅に置きっぱなしにしても邪魔になりにくいのが特徴です。一方、シロカのおうちシェフブレンダーは、ガラス容器のブレンダー型で、メニュー数が多く、温度帯や運転方法を幅広く使い分けできる多機能志向の一台です。1回量の目安や背の高さ、重さは増える代わりに、できることの幅が広がります。

まずは、基本情報を一望できる表で違いを確認しましょう。数値は各社公式の公表値をもとにしています。なお、仕様は販売時期やセットにより異なることがあります。

基本スペックの違いを確認

項目レコルト 自動調理ポット RSY-2シロカ おうちシェフブレンダー SM-S151
容量(目安)約600ml(スープ2〜4人分)定格容量約800ml
サイズ約 幅16.5×奥行12.0×高さ23.3cm約 幅18×奥行15×高さ36cm
重さ約970g約2.5kg
消費電力600W(JUICE&CLEAN時は約55W)ヒーター約800W/モーター約260W
容器の素材本体内側:ステンレス(セラミックコート)ガラス容器(刃:ステンレス)
メニュー・モード5モード12オート+手動系運転
洗浄補助JUICE&CLEANで簡易洗浄自動洗浄メニュー(高温洗浄)
付属冊子料理家監修レシピブック(約30レシピ)レシピブック(多数レシピ掲載)

表から分かるように、レコルトは「軽量・省スペース・毎日の定番スープづくり」を強みにし、シロカは「容量・メニューの多さ・温度の幅・自動洗浄」など拡張性を強みにしています。どちらが良いかは、台所の置き場所、1回に作る量、どこまでのメニューを想定するかで変わります。

調理モードの違い

レコルトの自動調理ポットは、5つの基本モードを搭載しています。ポタージュ用の「POTAGE&PASTE」、具材感を残す「SOUP&OKAYU」、大豆から豆乳を作る「SOYMILK」、冷たいスムージーと簡易洗浄を兼ねる「JUICE&CLEAN」、そして仕上がりを温かく保つ「WARM」です。各モードでは、撹拌の速度や時間、加熱の温度があらかじめ調整されており、ボタンを選ぶだけで手順が自動で進みます。

シロカのおうちシェフブレンダーは、スムージーやスープだけでなく、豆乳、ヨーグルト、こうじ、薬膳など、多彩な12オートメニューを備えています。さらに、手動で回転を制御できる運転モードも用意され、細かな仕上がりを狙いやすいのが特長です。同じ“温まるスープ”でも、仕上がりのなめらかさや具材の残し方など、好みに合わせてメニューを選びやすい構成になっています。

加熱方式と撹拌力の違い

どちらも「加熱しながら撹拌」できる点は共通ですが、性格は少し異なります。レコルトはポット型の内側で加熱と撹拌をバランスよく制御し、焦げつきを抑えながら仕上げていくイメージです。「WARM」では短い撹拌を断続的に行い、温度をおよそ一定に保つことで、分離や焦げつきを抑える工夫が見られます。シロカはヒーター出力が高く、容器はガラス製。複数枚の刃と回転の組み合わせで、硬めの食材にも対応しやすい設計です。細かい温度の指定や、運転の微調整ができるメニューが用意されている点も、多機能らしさにつながっています。

容量とサイズ感の違い

1回に作る量と設置スペースは、選定の大きな判断材料です。レコルトは約600mlで、朝のスープなら2〜4人分の目安。幅16.5cm、奥行12cmの省スペースで、出しっぱなし運用にも向きます。シロカは約800mlで、1回に作る量の幅が少し広がりますが、本体は背が高く、重量もあります。背の高い棚や、耐熱・耐荷重を満たした安定した場所に置く前提で考えると、使い勝手のイメージがつかみやすくなります。

スープメーカーと加熱ブレンダーは同じ?

基本の考え方は近い道具ですが、容器の形とメニュー構成が異なります。ポット型は“入れて待つ”に寄り、ブレンダー型は“メニューと運転の幅”が広め、という違いがあります。

レコルトの自動調理ポットとシロカのおうちシェフブレンダーの機能と特徴

ここからは、できることを生活シーンに落とし込み、両者の“得意分野”を具体的に見ていきます。どちらも食材をなめらかにし、温かいスープまで自動で持っていける点は同じです。そのうえで、毎日使う時の楽さ、操作の手順、洗いやすさ、レパートリーの広がり方に違いが出ます。

レコルトの自動調理ポットの主な機能と特徴

レコルトは、材料を切って入れ、モードを選ぶだけのシンプルな流れです。「POTAGE&PASTE」では、野菜をなめらかにしながら煮込み、濃度のあるポタージュやペースト食を作りやすくします。「SOUP&OKAYU」では、短い撹拌を間に挟みながら加熱するため、具材の形を少し残したスープやおかゆに向きます。「SOYMILK」では、水に浸した大豆から豆乳を作れます。こした後に残る“おから”も料理に使えるのが魅力です。「JUICE&CLEAN」は冷たいスムージーづくりと、簡易洗浄を兼ねるモードです。内側はセラミックコーティングで、食材がこびりつきにくく、日々の後片付けを短くできます。

仕上がりを温かく保ちたいときは「WARM」を使います。短い撹拌を間に挟みながら、70℃台の温度を目安に保温するイメージで、分離や焦げを抑えます。忙しい朝でも、パンを焼いている間にスープの温度をキープでき、食卓の段取りが作りやすくなります。付属のレシピブックは、材料の入れる順番がイラストで示され、初めてでも迷いにくい構成です。毎日のスープ、おかゆ、豆乳、スムージーなど、日常使いに寄せた内容が中心で、台所に立つ時間を短くしながら“手作り”の満足感を残しやすいのが魅力です。

シロカのおうちシェフブレンダーの主な機能と特徴

シロカは、メニューの多さと温度帯の広さが際立ちます。スムージー、ホットスムージー、豆乳、スープ、ソース、おかゆ、薬膳、なめらか、ヨーグルト、こうじ、温めなおし、フローズンなど、オートメニューが豊富です。さらに、手動で回転数や運転時間を調整できるため、食材の状態に合わせて“追い混ぜ”“追い加熱”のニュアンスをつけやすい構成です。

ガラス容器はにおい移りや色移りに強く、熱いもの・冷たいものの両方に使いやすいのが利点です。自動洗浄メニューでは高めの温度で洗浄水を回し、汚れを落としやすくします。刃は複数枚構成で、回転と組み合わせることで、繊維の多い野菜や硬めの素材も全体に行き渡らせる力があります。容量は約800mlで、まとめて作って小分け保存するような使い方とも相性が良いでしょう。ヨーグルトやこうじ、発酵に関わるメニューは、温度の管理が前提になるため、季節や室温の影響を受けやすいこともあります。うまく仕上がらない場合は、分量、時間、容器の清潔さなどを見直すと安定しやすくなります。

離乳食づくりに使える?(共通の注意)

どちらも、素材を細かくしてなめらかにする用途に向き、離乳食づくりに使われることがあります。ただし、離乳食は月齢や体調に合わせた調整が必要で、衛生管理も重要です。個別の配合や与え方は医療者の指示や公的情報を優先し、最新の注意事項を販売元や取扱説明書で必ず確認してください。

自動調理ポットとおうちシェフブレンダーのメリットとデメリットを比較

ここでは、日々の台所動線に落として、長所と短所を整理します。どちらも「材料を入れてスイッチ」の手軽さを届ける家電ですが、運用イメージは少し違います。置きっぱなしにして毎朝ポタージュを作りたい、週末に多めに仕込んで平日に温め直したい、スムージーも温かいスープも一台で賄いたい――そんな希望がどれに近いかで、優先すべきポイントが見えてきます。

レコルトのメリットとデメリット

メリット

  • 軽量コンパクトで出しっぱなし運用しやすい
  • モード選択だけで手順が自動化され、操作が直感的
  • 内面セラミックコートで、日々のお手入れが短時間で済む
  • 約600mlで“朝の2〜4人分スープ”が作りやすい
  • 保温モードで食卓の段取りを取りやすい

デメリット

  • 1回量の上限は約600mlで、大人数向けの一括仕込みには不向き
  • 温度を細かく指定したり、長時間の発酵管理をする用途には向かない
  • ブレンダー型に比べると、運転や仕上がりの細かな微調整の自由度は控えめ

シロカのメリットとデメリット

メリット

  • メニュー数が多く、温度・運転の幅が広い
  • 約800mlで、まとめ作りや小分け保存と相性が良い
  • ガラス容器はにおい・色移りに強く、高温の自動洗浄で手入れを助ける
  • 手動運転を組み合わせ、仕上がりの微調整がしやすい

デメリット

  • 本体が重く、背も高いため、設置場所に配慮が必要
  • 取り回しはポット型に比べて手数が増えやすい
  • 価格や在庫は時期により変動し、付属品やセット構成の違いがある

騒音は気になる?

かくはんをともなう家電は、一般的に運転時の音が出やすい傾向があります。深夜や早朝に使う場合は、置き台にやわらかいマットを敷く、鍋敷きを使う、壁から少し離して置くなどで、体感が変わることがあります。音の感じ方には個人差があるため、時間帯や住環境に合わせて配慮するのが無難です。

自動調理ポットとおうちシェフブレンダーどっちが向いてる?

選び方は“作りたい量”と“置き場所”、そして“どこまでのメニューをやりたいか”で考えると整理しやすくなります。毎日使うなら、出し入れや片付けの手間が少ないことが、継続のカギになります。たとえば、軽さや背の低さ、内側のコーティングの有無、洗浄メニューの手軽さなど、家ごとに価値が違って見えるポイントを比べていきましょう。

一人暮らしや少人数家庭に向いているのは?

少人数の朝食や夕食にスープを一品足したいなら、約600mlのレコルトは“ちょうどよく作って、飲み切る”運用に向きます。コンパクトで軽く、使うたびの出し入れ負担が小さいため、キッチン台が狭くても採用しやすいのが利点です。逆に、週末にまとめて作って平日に温め直すスタイルなら、約800mlのシロカのほうが量のゆとりが出ます。置き場所に余裕があり、背の高い家電を常設できる環境なら候補にしやすくなります。

多機能を重視する人に向いているのは?

スープ、豆乳、スムージーに加え、発酵やこうじ、薬膳など、温度管理が絡むメニューを広く試したい場合は、シロカが向くことがあります。自動洗浄メニューで手入れの手間を抑えつつ、必要に応じて手動運転で仕上がりを追い込めます。日々の基本はスープ中心で、ときどき冷たいスムージーや豆乳も作れれば十分という使い方なら、レコルトでも不便は少ないでしょう。必要十分のモードがまとまっており、操作に迷いにくいのが魅力です。

時短調理や簡単操作を求める人には?

最短手数で失敗を減らしたい場合は、ボタンの少なさや表示の分かりやすさが重要です。レコルトは5モードが明快で、レシピブックも手順がイラストで示され、初回から再現しやすく作られています。シロカはメニューが多いため、使いこなしに少し慣れが必要ですが、その分だけ幅広い仕上がりに対応できます。台所に立つ時間の短縮を優先するのか、レパートリーを増やす楽しさを優先するのかで、評価は分かれます。

氷や固い食材は両方いける?

家庭用の氷や冷凍フルーツは、各社の想定内で使える場合があります。ただし、氷のサイズや量、食材の下ごしらえなどは取扱説明書に従うのが前提です。硬い素材は少量から試し、無理を感じる場合は避けましょう。

目的別におすすめの選び方を解説

ここまでの比較をふまえて、目的別に“判断材料”を整理します。個別の事情に応じた最終判断は、必ず販売元の最新情報と取扱説明書を確認してください。本記事は一般的な情報提供にとどめます。

手軽に毎日使いたいなら

毎朝のポタージュや、夕方の一杯のスープを習慣化したい人は、レコルトの軽さと操作の明快さが相性良好です。台所に出しっぱなしでも場所を取りにくく、洗い物も少ないため、使い続けやすくなります。鍋を別に用意しなくても、刻む・加熱・撹拌までが自動で進むので、忙しいときも“放っておく”時間を作れます。とろみのある一皿があるだけで、主菜やパンが同じでも満足度が上がるのを実感しやすいでしょう。

多用途で幅広く使いたいなら

スープやスムージーに加えて、豆乳、ヨーグルト、こうじ、薬膳など、メニューの幅を広げたい人は、シロカが候補に上がります。約800mlの容量で“作って小分け”がしやすく、ガラス容器は色やにおい移りを気にせず使えます。自動洗浄メニューは、毎日の片付け時間を短くするのに役立ちます。季節や室温の影響が出やすいメニューは、分量・時間・容器の清潔さなどを見直すと、安定しやすくなります。

お手入れのしやすさを優先したいなら

“今日も明日も続けられるか”は、後片付けの易しさに大きく左右されます。レコルトは内側がセラミックコートで汚れが落ちやすく、JUICE&CLEANで簡易洗浄ができます。シロカは高めの温度で回し洗いする自動洗浄メニューがあり、ガラス容器は色・におい移りに強いという利点があります。いずれも、こびりつきやすい食材を使う場合は、使用直後に水や洗浄液を入れて回す“予洗い”をすると、手洗いの負担が下がります。

食洗機は使える?(共通の注意)

食洗機対応の可否は、パーツやモデル、時期により異なることがあります。誤った使い方は破損や故障の原因になります。必ず取扱説明書の指示を優先し、迷ったときは販売元の最新情報を確認してください。基本的には、分解して中性洗剤で手洗いする方法が安全です。

まとめ

レコルトは“毎日使いのしやすさ”に優れ、スープ中心の生活を無理なく続けたい人に向きます。シロカは“多機能と容量”を求め、作り置きや発酵系メニューまで広げたい人に向きます。どちらも台所の段取りを軽くしてくれる家電です。置き場所、1回量、やりたいメニューの幅という3つの軸で、あなたの暮らしに合う一台を選んでみてください。

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